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国際交流基金日中交流センター「大学生交流事業」に参加した坂井さん

8月11日〜17日に中国・延辺で国際交流基金日中交流センター「大学生交流事業」による活動を国際総合科学部2年生の坂井文嘉さんらのグループが実施しました。
坂井さんに、今回の活動について伺いました。

「大学生交流事業」とは、どのような事業なのでしょうか?

大学生交流事業は、外務省所管の国際交流基金日中交流センターが主催する日本と中国の学生達の文化交流と多くの方々に日本に興味を持ってもらうことを目的とした事業です。
日本の文化を紹介するイベントを自分たちで企画・立案して中国へ赴き、現地の中国人学生とともにそのイベントを運営し、大人から子供まで現地の方々と交流を図ります。

今回の「大学生交流事業」では、どのような内容を企画されたのでしょうか?また、なぜその内容の企画にされたのでしょうか。

私たちのグループは、「日中の友好と環境」をコンセプトにし、日本文化を紹介しつつ環境問題について互いに学び合えるようなイベントを企画しました。このコンセプトにした理由はまず、私たちのチームはもともと全員、横浜市立大学の学生(リーダー坂井文嘉、岩井椿、石田良美、大井美土理、三井彩子)で構成されていたからです(のちに関西などの3つの大学から3人のメンバーが新しく加わることになりました。)。横浜市は世界有数の大きな国際都市であると同時に、「環境未来都市」や「環境モデル都市」に政府から選定され環境活動にも重点をおいていることから、横浜市立大学の学生だからこそ出来るこのコンセプトにしました。また、国境を越える問題である「環境」を取り入れることで、中国の人にも興味を持ってもらえるのではと考えました。

重点企画として採択されたと伺いましたが、どのような点が評価されたのでしょうか?

テーマを日中の友好だけではなく、環境について考えることも含めたことが評価されたと思います。
環境問題を日中の学生がともに考えることは、今回の交流が1度きりで終わるのではなく今後も互いの国の更なる発展と豊かな環境を共に考え続けることによって関係が継続していくと考えるからです。国境を越えイベントを開催したことによって多くの方々と環境についての知識を学び合えたのがとても良かったです。

具体的にどのような活動をされたのでしょうか。

中国東北部・吉林省に位置する延辺朝鮮族自治州にある延辺大学にて事業を行いました。
また、企画した日本紹介のイベントの実施だけでなく様々なフィールドワークを組み込んだサマープログラムという形で実施しました。
まず、延辺の伝統的な遊びによるミニ運動会を開催しました。その後、日中の学生による日本と中国の環境と国紹介のプレゼンを行いました。日本紹介では、桃の節句のあられを実際に食べてもらったり、折り紙の体験をしたりしました。環境については、横浜と他の参加者の出身都市(神戸・京都・山口)の環境活動についての取り組みを紹介しました。中国の文化や環境についての発表では、中国の雄大な自然や同国で行われている環境の取り組みに関して新たに学ぶ事がとても多く、実際の中国のイメージが以前と変わった学生もいました。中国の学生とはすぐに仲良くなることができ、その後の活動もスムーズに行うことが出来ました。

3日目は人民公園にてゴミ拾い活動、帽子山にてフィールドワークを行い、その日の夜は中国のご家庭にお邪魔し、家庭料理を頂きました。ご飯を食べるにしても様々な文化の違いを体験することができ、戸惑いながらもとても良い経験となりました。

4日目、5日目はいよいよ私たちが企画したイベントの準備と実施でした。延辺大学にて行われたこのイベントには、大人から子供まで幅広い年齢層の方が来場してくださいました。中国で今話題の日本のアニメや漫画を制作するブースやキャラクター弁当作りブースで各種出し物を行うことで、まず日本や文化について紹介し興味を持ってもらいました。そして「リサイクル」や「エコ」を知ってもらう為にペットボトルから作るブレスレット作りのブースや、様々な環境の知識についてクイズ・ゲーム形式で楽しく学ぶブースを設置し、リサイクルを始め環境について考えることは難しいことばかりではないことを体験していただきました。以前日本に行ったことがある方から、イベントに参加して「また日本に行きたくなった。」と言っていただけたときはとても嬉しかったです。環境について学ぶブースでは、ゲーム感覚にしたことによって子供達がとても楽しそうに学んでいました。日本について知ってもらうと同時に環境問題について意識を持ってもらうという、イベントの目標が達成できたと自負しています。

最終日のフィールドワークでは、延辺で最も有名な場所である長白山に登りました。この山の頂上には美しい泉があります。この山は「心がきれいだと天気が晴れ、雲がなくなり泉が見える」という昔からの言い伝えがあると聞きました。

「大学生交流事業」に参加しようと思ったきっかけや、参加された際の感想をお聞かせください。

この事業に参加しようと思ったきっかけは、先輩がこの事業に参加した報告を聴いて、とても興味を持ったからです。参加して一番良かったと思うのは、日中の学生が、お互いにかけがえのない友人となれたことです。日本に帰国した今も連絡をとり続けられる関係にあるのは、様々な困難をともに乗り越え、無事にイベントを成功させることができた経験があったからこそだと思います。今回の交流によってお互いに、お互いの国のイメージや人の像が良い方向に大きく変わったことが実感できました。新しい仲間から様々な刺激を受け、お互いに高めあいあうような関係を築けたことがとても良かったです。

「大学生交流事業」に参加するに当たって、事前準備など特に意識した点や工夫した点、苦労した点があれば、お聞かせください。

この事業に参加するにあたって一番意識したことは日中学生全員のチームワークです。応募の段階から事業の最後まで全員の協力なしでは出来ないことばかりでした。予測していなかった問題が多々ありましたが、日中のメンバー全員が協力して臨機応変に行動できました。さらに各メンバーの得意なことや長所を大いに活かすことでより充実した事業となりました。一方で、中国のカウンターパートとの連絡手段はSNSやSkypeを主に利用していましたが、文字だけでは理解しづらかったり、誤解を生んだりしていることが多々ありました。例えば「牛乳パックを集めてほしい」と伝える必要があったのですが、日本の牛乳パックと中国の物とでは形が異なっていたので、写真を使うなどして、自分たちがどういうものを用意して欲しいかが正確に伝わるように工夫しました。

将来の夢や、目標があれば教えてください。

語学を学ぶことが好きなので、将来は語学を活かした仕事をしたいと考えています。今回の事業で、試行錯誤しながら中国の学生とともに日本の文化紹介や環境を共に考えていくことは難しくありながらとても楽しく良い経験でした。またこれを通して、人と人とのつながりや関係を作り上げその後も大切にしていくことにとても魅力を感じました。残りの大学生活も様々なことに挑戦し、経験を積んで広い視野で物事を考えられるようになりたいです。

後輩やYCUを目指す学生へメッセージをお願いします。

市大に入って良かったなと思うことは、総合大学であるため、様々な知識を専門の先生方から直接学べることです。大学生活1年半を通して国際法をはじめ環境や中国について興味を持ち、知識を身につけることができたのはこの大学の環境があったからだと思います。さらに、英語教育にも力を入れていることが、海外に興味を持つきっかけになりました。学んだ知識や言語をツールとして活用する機会が市大には用意されているため、学習意欲が掻き立てられることが多々あります。

瀬田真 准教授からのコメント

中国の学生と環境問題について考え・取り組むという坂井さんたちの活動は、国際都市学系が育成を目指す、地球規模課題の解決に主導的に貢献する人材に期待されることです。学生が、自発的にこのような事業に参加し、また、中国の学生と掛け替えのない関係を築くことができたということで、喜ばしい限りです。中国では、学生の代表者がお酒を注いでまわる習慣があるらしく、坂井さんが注いでまわっている写真を他の学生に見せてもらいました。僕に対する扱いとは、随分違いがあるなと感じました。今回の経験で得た多くのものを大切に、今後も何事にも積極的に挑戦していってもらえればと思います。

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