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アメリカ地震学会でStudent travel grantを獲得した飯田さん

2015年4月、アメリカ・カリフォルニアで開催された「アメリカ地震学会」で、生命ナノシステム科学研究科 修士課程2年の飯田周平さんが、Student travel grantを獲得しました。
飯田さんに、今回の学会参加、Student travel grant獲得について伺いました。

「アメリカ地震学会」とはどのような学会で、student travel grantとはどのようなものなのでしょうか?

アメリカ地震学会は1906年に設立された歴史ある学会です。年次総会では世界中から地震学者が集まり、口頭発表、ポスターセッション、展示を通して研究成果やトピックについての報告、議論を行います。
student travel grantとは、学生が年次総会に参加するための参加費、投稿費、交通費や宿泊費などの資金を援助してくれるもので、本年度は私を含め12名の学生が受賞しています。

地震メカニズム解析の新手法を開発

今回の大会では、どのような内容でポスター発表されたのでしょうか?

「Toward Understanding Source Mechanism of Hydraulic Fracturing Induced Earthquakes(水圧破砕によって誘発された微小地震の震源メカニズム)」に関するポスター発表を行いました。
 私の研究テーマは、シェールガスなどの天然資源を開発する際に用いられる技術である水圧破砕によって誘発される微小地震のメカニズムを解明することです。今回の学会では、地震が微小であり、観測方位も少ないといった理由から、直接的に地震のメカニズムを推定することができる解析手法である従来のモーメントテンソル・インバージョンでは安定した結果を得ることができないため、結果に制限を加える新しい手法を開発し、その数値テストの結果について発表を行いました。この新しい手法が評価されたことが、student travel grantの獲得につながったのだと思います。

世界に触れることで、見識を広め、成長を実感

大会に参加されることになったきっかけや感想、エピソード等あれば、お聞かせください。

国際学会で発表を行うことは研究室に配属されたときに立てた目標の一つであったので、今回の学会に参加できたことをとても嬉しく思います。
今回の学会で、私は近年欧米で社会問題となっている「Induced seismicity(誘発地震)」についてのスペシャルセッションでポスター発表を行いました。誘発地震の研究を専門としている方から多くの意見や質問をいただくことができたことは、自分の見識を広げていくうえで貴重な機会となりました。英語での発表はとても緊張しましたが、なんとか自分の意見を伝え、相手の意見を聞くことができたと思います。また、発表以外でも、日常のあいさつ、宿泊や食事、小切手の換金などたくさんの経験をすることができ、自分が成長できたと感じました。

大会に参加するに当たって、事前準備など特に意識した点や工夫した点があれば、お聞かせください。

今回は国際学会ということもあり英語で発表することに対しての準備に力を入れました。ポスター発表でしたので、まずは自分の研究を簡潔に紹介すること、そして質疑に対応できるよう想定質問を考え、それに対する回答の準備を行いました。これらのことは日本語での発表の際にも行いますが、日本語での準備よりも時間がかかり苦労しました。

研究テーマ以外も積極的に議論。将来は、今の学びが未来の最先端研究に繋がることを伝えたい。

研究室では普段どのような研究・勉強をされているのでしょうか?

現在は、今回の学会で発表した新しい手法の詳細な数値テストを行っています。作成したプログラムの適用範囲を明確にし、実データを用いた解析に適用することを目的としています。普段の勉強では、誘発地震についての論文を読んだり、解析手法について教科書や論文を参考にして勉強したりしています。
また、自分の研究テーマ以外の研究にも興味をもって積極的に議論に参加しています。研究室のメンバーはとても仲がよいため楽しく有意義な研究室生活を送っています。

将来の夢や、目標があれば教えてください。

将来は中学校の理科の教員になりたいと思っています。大学院で学んだことを活かし、理科の授業を通して子どもたちに今勉強していることが最先端の研究につながっていること、そして社会の基礎、基盤となっていることを伝えていきたいです。
研究室では、先生のサポートと楽しい仲間たちのおかげもあり、とても充実した時間を過ごすことができています。その中でたくさんのことを学ぶことができ、人として成長できていると日々感じています。学生生活も残り少なくなってきましたが、まだまだ学べること、経験できることはたくさんあると思います。一つでも多くのことを学んで将来に活かしていきたいです。

教員の手厚いサポート、勉強に打ち込める環境。それがYCUの魅力

後輩やYCUを目指す学生へメッセージをお願いします。

YCUの一番の魅力は学校、教員のサポートが手厚いことだと思います。自分が興味のあることに対してとことん突き詰めて勉強することができる環境が整っています。また、何に興味があるかわからない人もきっと自分に合った何かを見つけることができます。私も大学に入学したときは特に興味のあるものもなく、地震学を専門に勉強するとは思っていませんでしたが、今は楽しく充実した学生生活を送れています。短い学生生活、悔いの残らないよう精一杯がんばりましょう。

金亜伊准教授からのコメント

飯田さんは学部時代から研究活動に熱心に取り組み、学会発表も積極的に行ってきました。また卒業研究から修士一年生までの成果の一部はすでに国際誌への掲載が決まっていたのでグラント獲得のチャンスは十分あると考えていました。結果12名の学生のうち日本からは飯田さんだけが獲得することができ、大変誇らしく思います。研究室では自分の研究活動のみではなく年長者として後進の教育にも熱心に取り組み、研究室メンバーから厚い信望を得ています。彼の存在が他のメンバーのモチベーションを高め研究室の生産性向上に多いに貢献していると考えます。

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