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第87回日本生化学会大会で若手優秀発表賞を受賞した石川さん

2014年10月、京都市で開催された「第87回日本生化学会大会」で、生命ナノシステム科学研究科博士前期課程2年生の石川智弘さんが、若手優秀発表賞を受賞しました。
石川さんに、今回の受賞について伺いました。

今回の大会では、どのような内容を発表されたのでしょうか?

私は、2014年8月にも「第19回日本病態プロテアーゼ学会学術集会」で発表を行い、Young Investigators Awardを頂くことができました。その際は、がん細胞の表面に存在するタンパク質のうち、MMP-7というタンパク質分解酵素(プロテアーゼ)によって特異的に切断されるものを同定し、その切り出されたタンパク質断片が細胞間接着分子としての機能を持つことを発表しました。しかし、このタンパク質をがん治療のターゲットとし、薬剤を設計するに当たっては、細胞間接着の機能部位の同定が非常に重要になるのです。
今回の学会では、切り出されたタンパク質断片のどの領域が細胞間接着分子としての機能に重要かを明らかにしたことを発表し、評価していただきました。

学会での発表に向けて、力を入れた点や工夫された点はありますか?

日本生化学会は非常に大きな学会であるため、専門分野が異なる方が大勢いらっしゃいました。そこで、専門分野の学会発表よりも導入部分の説明を長くし、普段がん転移を専門にやっていない方でも理解しやすいように説明することを心がけました。

大会に参加された際の感想をお聞かせください。

今回の学会は学生の参加者が非常に多く、同年代の方とお互いの研究や悩みなどの話ができました。また、他分野の方の話を聞くことで、普段研究室でディスカッションしている先生方や学生たちとは違う視点で意見をもらうこともでき、大変勉強になりました。

東昌市准教授からのコメント

今回、日本生化学会大会のような大きな学会で、石川君が若手優秀発表賞を受賞したことを大変嬉しく思います。
生化学は元々解析的な学問であり、どのような生体内物質がいかなるメカニズムで生理機能を発現するかについて、主に単離・精製した生体分子を用いて物理化学の手法で明らかにする研究分野です。
今回の石川君の研究は、がん細胞表層のタンパク質の一つがMMP-7というプロテアーゼで特異的に切断され、がん細胞間を接着する能力を獲得することで、がん転移を促進するという一連のメカニズムの解明を試みたものであり、この膜タンパク質の様々な部分を含むタンパク質断片を用いて、細胞間接着に関与する部位を明らかにした成果が高く評価されたのではないかと思います。
今後、石川君がこの研究をさらに発展させ、MMP-7が促進するがん転移メカニズムの全容を解明することで、このメカニズムをベースとしたがん転移抑制剤開発に繋げていって欲しいと思います。

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