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HOME > 学生生活 > AOGS 11th Annual MeetingでBest Student Poster Awardを受賞した岩本さん

AOGS 11th Annual MeetingでBest Student Poster Awardを受賞した岩本さん

2014年7月28日〜8月1日、札幌市で開催された「AOGS 11th Annual Meeting」で、理学系基盤科学コース(現:物質科学コース)4年生の岩本穂さんがポスター発表を行い、Best Student Poster Awardを受賞しました。
受賞した岩本さんに、研究内容について伺いました。

※AOGS (Asia Oceania Geoscience Society):アジア・オセアニアを中心に地球惑星科学の研究者が多数所属する国際学会。科学的、社会的、技術的なアプローチにより自然災害に対する理解を深めることを目的としている。

地域児童が地震や防災を学ぶシステムを開発

今回の国際会議では、私は「Interdisciplinary geosciences(学際的地球惑星科学)」というセクションでポスター発表を行いました。このセクションの趣旨は、既存の地球惑星科学の枠に捕らわれず、様々な研究分野との連携によって自然科学や社会科学の諸問題を解決していくものです。そこで私は「Computer Based Educational Seismology System for Regional Elementary School Students(小学校での地震学教育を目的とした学習システムの構築)」というタイトルでポスター発表を行いました。発表では体験型の防災訓練だけでなく、小学生が地震についての様々な疑問を学ぶためのシステムを開発し、地域児童の地震防災リテラシー向上を目指すという話をしました。地球惑星科学で得られた知見を社会に還元するという学際的な研究内容がセッションの趣旨に合い、受賞に至ったと考えています。

地震学のおもしろさが伝わる学習システムを考案中

地震学研究室に入った時、まず私たちが暮らす地球の「しくみ」について、地球の誕生から46億年の歴史に沿って、その内部構造まで深く学びました。地震と向きあうことが多い現代社会において、私たちは何をすべきかを考えるようになり、現在は地震による災害を軽減するための教育的アプローチを、日常の生活に着眼しつつ研究しています。卒業研究では「小学校での地震学教育を目的とした学習システムの構築」をテーマとし、ビジュアル的にわかりやすく、また自らの体験を通して地震学のおもしろさが伝わる学習システムを考えています。
学習システムのコンテンツの一つとして、現在はコンピュータゲームを作成中のため、研究しているほとんどの時間はパソコンと向き合っています。私は机の前でじっとしていることが苦手なので、腰を据えて研究に取り組むことに少し苦労しています。また、地震学や地球科学を体系的に学び始めてからまだ1年しか経っていないので、勉強すればする程、知らないことがどんどん出てくるので大変です。
基本的には、研究も勉強も楽しみながら取り組んでいます。分からなかったことが分かるようになったり、新しい知識を得ることには喜びを感じますし、研究室の先生や先輩、同期にも恵まれ、研究室の活動は本当に楽しいです。

これからの地球と私たちのありかたを伝えていきたい

私は、理学系基盤科学(現:物質科学)コースに所属し、自然科学を中心に勉強してきました。自然科学は、日常にありふれているトピックにも関わらず、多くの人が「難しい」「取っ付きにくい」イメージを抱いています。私は、趣味やアルバイトなどを通して、自然科学を日常的なものとリンクさせ、人々に伝える大学生活を過ごしてきました。そんな生活の中で、日進月歩の科学の進歩に興奮を覚える一方、人間の無力さを感じる場面をいくつも見てきました。地震学を学べば学ぶほど、これほど大きな地球の上に暮らす私たちは、「なんて矮小な存在なのだろう」との思いが強くなっています。
私は大学院に進学しないため、半年後には大学を卒業します。現在取り組んでいる研究は残り半年で完成するものではないため、半年の間にしっかりと後輩に引き継げる形にしたいと思っています。
卒業後は、研究室で学んだことを活かせる分野の仕事に就き、自然の雄大さ、生命の偉大さ、人々の自然の中での暮らしぶりを真摯に見つめ、これからの地球と私たちのありかたを考え、伝えていきたいと思っています。

金亜伊准教授からのコメント

今回岩本さんが受賞した賞は1. Scientific quality and novelty (研究の質と新規性)、2. Poster design (ポスターデザイン)、3. Ability of student presenter to answer the question (質疑応答能力) の3点について、優れた学生ポスター発表に対して与えられるものです。つまりその場での発表のみならず、総合的な研究能力が評価されたものだと思っています。岩本さんは3年生の後期にいち早く取り組むテーマを定め、研究活動を開始しました。納得が行くまで時間を惜しまず、問題に真摯に向き合って来た事が今回の受賞につながったと考えます。岩本さんは研究のみならず、すべてに対して一生懸命で、常にエネルギーに満ちあふれていて、他のメンバーのモチベーションも向上させ、いつも研究室に活気を与えてくれます。
(広報担当 2014.9)

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