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研究成果

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分子薬理神経生物学 五嶋良郎教授らの研究グループが敗血症の新しい治療法を発見しました!

〜『International Immunology』に掲載〜

分子薬理神経生物学教室、五嶋良郎教授らのグループは、カイオムバイオサイエンス社と共同で、選択的抗セマフォリン3Aモノクローナル抗体の開発に成功しました。
セマフォリン3Aは神経回路形成に重要な役割を担うタンパク質であり、神経成長末端に形成される成長円錐を退縮させ、突起の伸長を抑制する作用があります。現在、セマフォリン3Aは神経系のみならず、心血管系、免疫系、骨代謝に関わる重要な分子であることが分っており、がんや免疫疾患との関わりも示唆されています。
今回、その作製に成功したセマフォリン3A抗体は、ニワトリ後根神経節細胞の成長円錐を退縮するセマフォリン3Aの効果を阻害する活性を示すことに加え、敗血症モデルマウスの生存率を高める効果を持つことが明らかになりました。この抗体の投与は、敗血症増悪因子の一つである血中のプラスミノーゲンアクチベーター1を抑制します。
様々な感染症にともなう敗血症の致死率は依然として高く、有効な治療法も乏しいなか、今回の研究成果は、敗血症にともなう著しいサイトカイン過剰産生、サイトカインストームを抑制するという全く新しい治療法の開発に繋がるものとして注目されます。

※本研究は「International Immunology」(平成27年4月7日オンライン版)に掲載されました。
Anti-Semaphorin 3A neutralization monoclonal antibody prevents sepsis development in lipopolysaccharide-treated mice, Int. Immunol. first published online April 7, 2015 doi:10.1093/intimm/dxv014
 

発見のポイント

・セマフォリンは神経系、心血管系、免疫系などの広範な機能を担う重要な生体内活性物質である。

・ADLibシステムを用いて、セマフォリン3Aに対する特異的抗体を作製することに成功した。

・この抗体はセマフォリン3Aの生理活性を遮断する。
 抗セマフォリン3A抗体は、リポポリサッカライド (LPS) 投与によるマウス敗血症モデルの生存率を著しく
 向上させた。この抗体は、LPS投与後に投与しても有効であった。

・この抗体はセマフォリン3Aの過剰を背景とする様々な疾患に対して有効な治療法となることが期待される。

お問い合わせ先

(本研究の内容に関するお問い合わせ)
公立大学法人横浜市立大学 大学院医学研究科 分子薬理神経生物学
教授 五嶋 良郎
TEL:045-787-2595
goshima@med.yokohama-cu.ac.jp(五嶋)

(取材対応窓口、資料請求など)
公立大学法人横浜市立大学 先端研究推進課長 立石 建
TEL:045-787-2510 E-Mail sentan@yokohama-cu.ac.jp