先端医科学研究センター先端医科学研究センター
search

市民講座「心不全とは何か~より安全で有用な治療薬の開発~」

2015.12.18
  • TOPICS
  • 講座・セミナー

「心不全とは何か~より安全で有用な治療薬の開発~」

平成27年12月18日(金)開催概要

藤田孝之講師(横浜市立大学循環制御医学)

今回は、「心不全とは何か~より安全で有用な治療薬の開発~」と題して、循環制御医学の藤田孝之講師が講演を行いました。
講演は、心臓や心筋の構造やその役割についての話から始まり、心不全の症状や特徴、現在までの患者数の推移等について、写真や図などを用いて説明をしました。次に、現在心不全の治療薬として使用されている薬の持つ問題点から発展し、高齢者や呼吸器疾患などをもつ患者さんも安心して使用できる「心臓型AC(5型)阻害薬」の開発について解説しました。この他、心不全治療の研究における症例などの動画も上映し、今後の高齢化社会に向けて、少しでも心不全の予後を改善し、患者さんの生活の質を向上するため研究を進めていきたいと締めくくりました。
質疑応答では多くの質問が寄せられました。受講者の方からは「噛み砕いた説明をしていただき、非常に分かりやすかった」、「これまで何故心不全になるのかが分からなかったので、理解できてよかった」、「家族が心不全になったことがあるので気になっていた。全体を通して分かりやすいお話で、参加してよかった」などのご感想をいただきました。
今後も当センターの研究成果情報を講座やWEBサイト、広報物等を通じて皆さまに公表していきますので、何卒よろしくお願いいたします。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加